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慎一
キャラクターシート1

 

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『第1章』

何故、自分がこの白に覆われた密室にいるのか。ここにやって来るまでの記憶はない。だけど、中央の馬鹿でかい装置に付属したモニターに映し出された殺害の項目を見て理解できた。自分が何故ここにいるのかを。そして、もう一つの懸念が脳裏を過る。殺人は必ず起こると。

 

俺は慎一、17歳。高校生にして、探偵として数々の事件を解決してきた。だけど、俺の存在は警察に疎まれていた。何故なら、俺は殺人を呼び寄せる体質だからだ。自分で言って恥ずかしくなるが、俺が居合わせた場合と殺人の適した状況。たったこの二つが合致するだけで、毎回殺人が起きてしまう。今ここの環境は、この二つを満たしている。でも、俺には実力がある。殺人が必ず起きると言っても、俺の犯人的中率は100%。もし殺人が起こっても、俺なら犯人を当てられるはずだ。

 

まぁ、じっとしていても何も始まらない。俺はみんなに、

「とりあえず、各々の部屋があるんだから、何か脱出の手がかりになる物がないか探してみないか?」と提案をした。

『沙織』だけは「賛成!」と言ってくれたが、他のみんなも否定はせず、それぞれが自分の名前が書かれた部屋へと向かう。俺も『シンイチ』と書かれた部屋に入る。

部屋に入る直前、ちょうど俺とは反対の位置にある部屋に入る人物が目に入った。車椅子に乗った性別不明の人物。足も手も動かず、機械を通してでないと喋ることもできない。殺されるなら、まず間違いなくあの人だ。俺は自分の体質を克服すべく、あの人を監視することに決めた。

 

数分が経過した後、部屋を出る。部屋には案内書がいくつかあるだけで決定的な証拠のような物はやはりなかったが、意味深な情報が記載された書物だけを持ち出した。すると、『沙織』と『愛衣』が中央の装置の裏にある黒い筒のようなオブジェクトの前にいた。部屋に何があったのか、その機械について何かわかったのかを話し合うとしよう。

しかし、俺の少し後に『悟』が出てきたが、車椅子の人物が部屋から出てくる前に、アナウンスが鳴る。「それでは話し合いを始めてください」


 

【部屋で見つけた情報】

・案内書「出入り口について」

入り口となるメインルームにある装置とボックス、カメラは、出口となるブレイクアウトルームにもある。

・案内書「装置について 2」

メインルームとブレイクアウトルームに設置されている装置には真正面の180度全てを捉えた監視カメラが内蔵されている。この映像は、装置を使えばいつでも確認することができる。


 

【行動指針】

・自分が持つ情報をできるだけ公開し、脱出方法を探る。

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